餃子の街として知られる栃木県宇都宮市が誇る、B級グルメのはしり『宇都宮餃子』
まだB級グルメという言葉がないころから知名度があり、町おこしに成功した宇都宮名物ではないでしょうか。
僕も2000年初頭に宇都宮の「正嗣」で食べたことがありますが、
観光客か地元の人かわかりませんが、当時から人が多かったです。
「みんみん」と「正嗣」はそのころにはすでに有名で、昔からご当地グルメ好きだった僕はどちらかで食べてみようと「正嗣」に入った記憶があります。
プロ野球で言うと、「王」か「長嶋」かというくらいの印象でした。
宇都宮餃子とは
中国の満州に駐屯した陸軍第十四師団が、帰国した際に本場の餃子を持ち込んだ事とされており、当初はまだ中国風の餃子で皮が厚く肉もたっぷり入っており(現在の宇都宮餃子はヘルシー)、現在よりも主食に近かったといわれています。
『宇都宮餃子』という名称で全国的に知名度がでてきたのは、1991年(平成5年)に宇都宮市の市職員が餃子で町おこしをしようと市内の餃子店に呼び掛けて発足した「宇都宮餃子会」が商標登録をしたところからはじまりまったそうです。
ということは、僕が食べに行った頃は、これから10年ちょっとたっているので、その間にそれだけ知名度があがったということですね。
今では、宇都宮に観光に訪れる人の大半が餃子目当てだといわれるほどの観光資源として定着しているようですので、大成功を収めた人気ご当地グルメだといえますね。
宇都宮餃子の特徴
一般的な餃子と比べて野菜が多く、肉は少なめ。
にんにくはあまり効かせないことが多いため、ヘルシーで女性にも人気。
特に明確(こういう餃子でないとダメ)な定義はないようです。
野菜中心で脂っこくないので胃にもたれない『宇都宮餃子』は、一般的な餃子の場合と違って、醤油ではなく酢とラー油をつけて食べるのが一般的です。
実際に宇都宮餃子のお店に行ったときに驚いたのは、
なんとメニューが「焼餃子」と「水餃子」の2つしかないっ!
まわりを見渡すと、みんな「焼餃子を2皿と水餃子2皿!」のような注文の仕方をしていて、それをみならって注文した経験があります。
今ではネットでお取り寄せができるので、わざわざ行かなくても食べられるのはすごく便利ですが、やっぱりわざわざ行くというのが楽しかったりもします。
宇都宮には、宇都宮動物園や大谷資料館など見どころのある観光スポットもたくさんありますのでまだ行かれたことなない人はぜひ、一度行ってみてはどうでしょうか。
とりあえず食べたい人にこちらをおすすめします。